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性感染症の治療

性感染症とは、性行為によって感染する病気の総称で、「性病」とも呼ばれています。

初期の自覚症状がないことが多いので、感染に気付かないことが多くあります。

恥ずかしいからということで、他の疾患に比べて、受診されにくい疾患ですが、感染中の性行為によって、知らず他者に広めてしまうこともあります。

性行為の際にコンドームを付けるなど、お互いに感染を防ぐことが出来ます。

薬物に対する耐性も報告されておりますので、遠慮せずに当院にご相談ください。

性感染症には主に下記の病気があります。

淋菌感染症(淋病)

潜伏期間は2〜6日間で、排尿時痛や、白色の尿道分泌物の排出がみられます。内服の抗生剤に対する耐性を多く認めるため、標準治療は注射剤の単回投与になります。                                                                                                              

性器クラミジア感染症

潜伏期間は1週間〜5週間と比較的長く、一般的には症状は軽度で、尿道分泌物も少量で透明です。治療は内服の抗生剤です。

性器ヘルペスウイルス感染症

単純ヘルペスウイルスの感染によって、性器やその付近の皮膚や粘膜に浅い潰瘍や水疱を形成する疾患です。しばしば再発を繰り返し、一部はなかなか治らないこともあります。再発を予防する薬や、再発初期に内服して症状を軽くする薬もあります。

尖圭コンジローマ

ヒトパピローマウイルスによる感染で、乳頭状の腫瘍が多発します。腫瘍が出現するまでには感染してから3週〜8ヶ月程度を要します。治療は軟膏や、液体窒素による凍結治療、電気凝固治療、外科的切除術があります。治療を行っても再発する場合があります。

梅毒

Treponema pallidum subspecies pallidumによる感染で、感染後 約3週間で局所に小さい硬結が出現し、やがて中心に潰瘍を形成します。放置すると、時期をあけて全身の皮膚や粘膜の発疹など多彩な症状が現れます。採血で抗体検査などを行い、抗生剤による内服治療を行います。長期の内服が必要になることが多く、途中で自己中断しないことが大切です。注射剤による治療を行うこともあります。

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