メニュー

精巣の病気

精巣上体炎

副睾丸炎ともいわれ、細菌感染により睾丸が腫れ、発熱、痛みを伴う病気です。治療は検査のうえ、原因菌をつきとめ、薬物による治療をおこないます。入院による点滴治療が必要となることがあります。

また、慢性的な炎症により陰嚢痛が持続することもあり、一部内服薬でも改善せず難治性となることがあります。

精巣がん

精巣がんは、精巣(睾丸)にできるがんで、痛みなどを感じることはほとんどありませんが、精巣が腫れたり、硬くなったりすることで発見されるがんです。比較的短期間で転移するため、早期の発見治療が不可欠です。精巣の摘出術が必要で、数日~1週間の入院になります。

癌が周囲へ浸潤していたり、転移を認める場合は、追加で放射線治療や抗癌剤による化学療法を行うことがあります。

精索捻転

精索が捻れることにより、精巣への血流が失われ、陰嚢の激痛や腫脹、場合により発熱を認めます。通常、乳児期および12歳から18歳くらいの男児に起こりますが、どの年齢でも起こる可能性があります。早期に捻転を解除する必要があり、用手的に整復可能なこともありますが、多くは手術が必要です。解除する時間が遅れると6~12時間以内に精巣が壊死してしまいます。

陰嚢水腫

陰嚢内に液体が貯まることより、陰嚢の腫れを認めます。小児と成人では液体が貯まる原因が異なることが多く、小児の場合、成長に伴い自然軽快することもあります。成人の場合、穿刺して液体を抜くことも可能ですが、多くは再発します。根治的には手術が必要です。同様の症状で、精液が貯留する、精液瘤という病気もあります。

精索静脈瘤

精巣から戻る静脈が拡張、屈曲、蛇行することにより陰嚢部の腫れ、痛み、不快感といった症状を認めます。症状がないこともありますが、不妊の原因となることもあります。左側に多く認められ、症状が強い場合や、不妊である場合は、手術による治療がすすめられます。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME